【就活】困難や逆境への対処手法 ~レジリエンス~

困難や逆境に立ち向かった経験とその対処法について教えてください。

ストレスを感じた際の対処方法について教えてください。

・・・。

このようなことになっていませんか?

「困難や逆境」・「ストレスの対処法」

これらは就職活動の面接において、必ず聞かれる質問といっても過言ではありません。

逆境やトラブル、強いストレスを感じるのは懸命に生活していれば当たり前。

しかし、その対処法については行き当たりばったりで感覚で決めていると、ふと上のような質問をされると困ってしまいます。普段から自分の心理的プロセスを系統立てて理解して、一歩引いた目線で自分自身を見ていれば、面接でも堂々と論理的に話すことができるようになります。

今回は逆境やストレスを感じた際に適応していくために重要となる考えである「レジリエンス」について紹介します。

レジリエンスとは

レジリエンス(Resillience)とは逆境やトラブル、強いストレスに直面した際に、適応する精神力と心理的プロセスのことです。いかにも“日本人らしい”考え方にも聞こえますね。現実の生活では、外的要因によるストレスは物理的に減らすことができます。しかし、内的要因によるストレスは減らすことはなかなか難しいものです。

以下では意欲やる気という抽象的な概念が我々の中でどのように処理されているのかを説明し、知識としてとらえることでどのようにして「失敗」「成功へのステップ」に転換していくかを説明します。

さて、何か失敗してしまったり落ち込んでしまうときに、意欲ややる気は時間とともにどのように推移しているでしょうか? 整理してみると図のようになると思います。まず、マイナスの感情によって意欲ややる気が下がる【底打ち】。それが落ち着いたらやる気を取り戻す【立ち直り】。そして、同じようなことが起きたときの対処法を心の中で整理する【教訓化】。このようなプロセスをたどっているはずです。

このそれぞれの段階を一つ一つ整理していきましょう。

~意欲・感情の時間推移~

1.感情の底打ち ➡ 2.立ち直り ➡ 3.教訓化

感情の底打ち

感情を落ち着かせるのは、感情を押し殺すってこと?

いいえ、違います。押し殺すのではなく、感情をラベル付けするのです。

ラベル付けとは例えば疲労、悲しみ、恐れ、羞恥心など、自分が感じたことはどういった感情なのかを整理することです。もちろん怒りといった感情も含まれます。

ラベル付けしても感情はおさまらないよ。。。

そうですね。感情の底打ちを行うためにはラベル付けした感情の整理を行うことが必要になります。

ここでは感情の底打ちを行うための技術を二つ紹介します。

否定的な感情への対処 ~気晴らし~

例えばイライラしているとき皆さんは何をするでしょうか。おそらく何か気分を晴らすための行動をしているかと思います。わざわざ教えてもらわなくても好きなことするからいいや、という人もいるかと思います。ですのでここでは否定的な感情への具体な対処方法を4つ挙げておきます。自分にあったものを見つけて、実践してみてください。

感情の底打ち手法

1.運動する (一定のリズムで体を動かす運動など)
2.呼吸法を変える (長く深く)
3.音楽を聴く
4.書いてみる (手帳や日記など)

気晴らしを行うには何かに没頭することが重要。

否定的な感情への対処 ~思い込みに気づく~

さて、そもそもなぜ否定的な感情が生まれてしまったのでしょうか。自分で原因に気づくことで感情が整理されて底打ちに近づきます。マイナスな感情の原因は大きく分けると7種類です。下の画像の中の一つに当てはまるものがあるのではないでしょうか。まずはこの思い込みに気づくことで、それを対処することができるようになります。

これらの思い込みに気づいたら対処方法は3つです。

思い込みへの対処方法

1.捨てる:思い込みに理由がないなら、思い切って考えを捨ててみる。
2.受け入れる:自分の考えは正しいと納得すれば、迷いはなくなる。
3.微調整する:少し考えを変えれば、納得がいくなら調整する。

ここまででマイナスの感情は整理され、対処できているはずです。では、次の段階である「立ち直り」にはどのようなプロセスが必要なのでしょうか?

立ち直り

感情の底打ち(整理)ができたら、元の意欲にもどす立ち直りが必要です。

立ち直りにはその出来事にあったやり方があると思いますが、共通していることは自己効力感を高めるということです。では、その高め方を整理してみましょう。

自己効力感を高める方法

   i) 実体験 :成功体験の積み重ね  → 直接体験
   ii) お手本 :他人の行動の観察   → 代理体験
   iii) 励まし:効果は一時的     → 言語的説得
   iv) ムード:前向きになる場の発見 → 生理的・情動的喚起

ii)については例えばYouTubeで動画を見て、自分には難しいことでも成功している人はいるんだと自信をつけることです。iv)は環境を作ることが難しければ、自分なりに気合が入るものを身に着けるといったことで環境を構築することもできます。

ほかにも、自分を支えてくれるひとに助けてもらうことも立ち直りのきっかけになります。立ち直りの速度には個人差があります。立ち直りが早いほうが良いに越したことはありませんが、段階を踏んで少しずつ意欲を取り戻していきましょう。

教訓化

同じような困難が訪れたときに、再びマイナスな感情を抱いてしまっては時間的にも体力的にももったいないですよね。

十分に意欲・やる気を取り戻したら、少し振り返ってみましょう。なぜ意欲・やる気が落ちてしまったのか、そしてどうやって立ち直ったのか。この二つを関連付けてみることで、次からこうすればうまくいくという解決策や対処方法が見えてくるはずです。“逆境の意味を学ぶ”というのがここでの教訓化ですが、この言葉だけで実践できる人はなかなかいないと思います。底打ち立ち直りのステップをきちんと踏んで自分を向き合ったからこそ教訓化して次に生かしていくことができるのです。

うまくいくことも、いかないこともある世の中だと思いますが、ぜひレジリエンスの考え方を身に着けて就活や仕事に生かしてくれればと思います。

コメント

  1. […] 以前レジリエンスの記事でも困難や逆境への立ち向かい方やストレスの対処について説明しました。では、”ストレス”とはそもそも何なのでしょうか? […]

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